前回は迫撃砲、自走砲の話だったので次はロケット砲関連です。
ロケット砲は通常の榴弾、クラスター、ナパームの3種類です。 それぞれの特性を簡単に説明すると・・・
榴弾・・・面制圧に最適な兵器。相手の防衛線や市街地に攻撃すると効果抜群であり、相手をスタンさせたり陣形を崩せるので突撃前の射撃として撃ち込むといい。 単体では不足することが多いので複数で一斉に撃つのが基本。
クラスター・・・対装甲兵器のロケット弾。 目標地点の上で炸裂し子爆弾を周囲にばら撒いて攻撃する。 歩兵相手には効果はないがスタンはする。 また、歩兵が乗っている車両に攻撃して撃破すると歩兵も一緒に倒せる。 うまく決まれば相手の主力をせん滅できるTHE・ロマン兵器だが癖は強く扱いには慣れがいる。
ナパーム・・・あたり一面を燃やすロケット弾。 非装甲兵器はどんどん消耗し、装甲兵器もダメージを受ける。 煙と同じで火も射線を切ることができるが、こういう使い方はあまりしない。 これも相手陣地に撃ち込んで面制圧をする用の兵器であり隠れている敵を炙り出すには最適だったりする。 もちろん自分も火のダメージは受けるので注意。
歩兵にはナパーム、戦車や装甲車にはクラスター、万能に対処したい場合は榴弾といった分け方でもいいと思いますがもっと細かく言うと最適解というわけではないです。 クラスターでなくてもナパームで戦車を理論上は倒すことができますしスタンさせるだけ考えるならどれでもよかったりします(効率はかなり悪いですが)。 また、兵器によって同じクラスターでもナパームでも榴弾でも使い方が違うので一概にこれがいいというものはないです。
まず榴弾についてですが、実はとくにいうことはありません。 迫撃砲や自走砲より面制圧に特化したものという感じです。 一部を除いてHEパワーが小さく、ユニット撃破にはあまり向いていません。先ほど言ったように攻撃前の準備射撃に使ったり、敵陣地に撃つのがベストでしょう。
次にクラスターですが一つだけ注意があります。 クラスターロケットの兵器はAPが低いためイマイチに見えますが、このタイプの兵器に対してはユニットの上部装甲で判定されるので十分なのです。例えばイギリスのチャレンジャー2は正面装甲23のガチガチの最高級戦車です(このゲーム屈指の正面装甲持ち)。正面23というのはAP値が30の対戦車ミサイルを2発ぎりぎり耐えられるくらいの超硬戦車です。 しかし上面装甲は4とかなり硬い部類であってもこれぐらいだったりするので複数当たればそれだけで溶けてしまいます。 ただし、歩兵にはまったくダメージは入らない点だけは注意です。
最後にナパームですが、使いどころが非常に難しいものだったりします。 というのもナパームをばら撒いた場所に味方を突っ込ませるわけにはいきませんし、森だったら延焼もします。 私が一番使ううことが多い場面は相手の侵攻を遅らせたり、初動を妨害する場合です。 射線も塞ぐうえ、スモークと違って強行突破ができない点を十分に生かせます。また撤退支援にもすごい有効です。
とりあえずここまでにします。 次は対空自走砲です。